私が小さいとき、大きくなったら「モモレンジャー」になりたかったのを覚えてる。その後は「くの一」。GIジェーンに憧れ、サラ・コナーに憧れ、ずっとヒーローものに憧れていた記憶が…
中学の入試の面接では、多分『先生』とか『保母』さんとか教科書通りに答えたはずだけれど、一緒に面接を受けた、男勝りの親友が、3音くらい高い声で「保母さんになりたいです!」と答えたので吹き出して、正直言って、笑ってしまって何を答えたかは覚えてない。それでも、通ったから、まぁ良かったのだけれど。
息子はただいま4歳。4歳になるまでは、「消防士さんになる」というのが、お決まりの答えで、ハロウィンも消防士の仮装をしたし、ずっとずっと「消防士さんになる」と言っていたのに、最近は、知恵がついて来たのが、徐々に変わりだした。
とりあえず、緊急を要する職種につくのは、まとまった休みが取りにくいし、夜にも働かないといけない、と言う事が、どうも嫌だった様子。
なので、最近は、色んな職業を挙げては、「これは、夜に寝られる?」とか「休みとって、バンタンやジンタン(祖母&祖父)に会いに行ける?」「お家から通える?」と聞いて確認を取るの。
今年度の幼稚園からのアルバムには「大きくなったら警察官になりたい」と書いてあったのだけれど、確か、警察官になりたかったのは二日程(笑)。
ココ最近は、「パイロットになる(大型ジェットだったら、ベッドがあって寝られると言う事に気づいたらしい)」、「ホッケーの選手になる(我が家はホッケー見ないし、スケートもした事無いので、なぜかは不思議)」とか言っていた。
しかし、今一番なりたいのは、『漁師』。
この間、TV Japanをつけたら、年をとった漁師さんと、その相棒の犬君のドキュメンタリーをやっていて、それを見てから、ずっと「ボクは大きくなったら漁師さんになる。」って。
あれから既に1週間。未だに漁師熱冷めず。
しかし、将来の職業を選ぶのって、ロシアンルーレットのようやね。それぞれの人生の岐路に立ったとき、たまたまある選択肢の中から選ぶ人が多い訳で。特に、日本の今の学校制度だと、その時にたまたま旬だったから、ということで、学部を選んだり、会社を選んだり。そして終身雇用制が、言うても、まだ社会の根底にある気がするので、そうなると、ホント、ロシアンルーレットって感じ。
ま、最近は私のように紆余曲折しながら、やりたい事に辿り着くと言うケースもあるけれど。
何にしても、自分に合う、大好きな仕事を息子が見つけてくれると良いなぁ、と思うのです。